症状別の対応方法
|
| 2)症状別の対応方法 |
| @記憶障害 |
| ケース1 “同じことを繰り返す” |
| ◆対応方法: |
| ◎ |
本人は、何度も聞いていることは忘れてしまっており、
はじめて言っているつもりなのです。
聞く側も、そのことを理解して対応します。
|
| ◎ |
何度でも初めて聞くように、話を聞いたり答えたりする。
俳優になったつもりで演技をしましょう。
|
| ◎ |
話題をそらし、気分転換をする。
|
|
| ※これはダメ! |
| × |
叱る「さっき言ったでしょう!」「何度同じことを言わせるの!」 |
| × |
避ける、無視する |
|
| ケース2 “人違いをしている” |
| ◆対応方法: |
| ◎ |
人違いをしている人物になりきる。ここでもあなたの演技力が試されます! |
| ◎ |
「似ているわね。」と話を合わせる。 |
| ◎ |
家族の写真をいつも見られるようにしておく。 |
|
| ※これはダメ! |
|
| ケース3 “季節・日時・場所がわからない” |
| ◆対応方法: |
| ◎ |
季節がわかるようなものを見せながら話をする。 |
| ◎ |
季節の行事(花見、節分、盆踊り等)に参加してもらう。 |
| ◎ |
散歩に行き、季節を感じてもらう。 |
| ◎ |
カレンダーや時計を見えるところに置く |
|
| ※これはダメ! |
| × |
叱る「そんなこともわからないの!」 |
| × |
「今は1月」と言っているのに、「1月はもうとっくに過ぎました!」と否定する。 |
|
| Aコミュニケーション |
| ケース4 “一方的にしゃべっている” |
| ◆対応方法: |
| ◎ |
話し相手になる |
| ◎ |
相づちを打ちながら話の内容をくみとる。 |
|
| ケース5 “話しかけても表情が変化せず、受け答えしない” |
| ◆対応方法: |
| ◎ |
人の輪の中に入る |
| ◎ |
話すときの時間帯にあった話し方をする |
| ◎ |
興味のある話題を話す |
|
| ※これはダメ! |
| × |
無視する |
| × |
黙らせる |
| × |
相手にしない |
| × |
叱る |
|
| B食事 |
| 【異食】 |
| ケース6 “便を食べる” |
| ◆対応方法: |
|
| ケース7 “花や紙などの食べ物ではないものを食べる” |
| ◆対応方法 |
| ◎ |
手の届くところに、口に入れては危険なもの、食べてしまいそうなものを置かない。 |
| ◎ |
食べている現場に遭遇したら、無理やり取り上げるのではなく、別の食べ物を用意し「こちらも食べてみませんか。」と交換を図る。 |
|
| ※これはダメ! |
| × |
叱る「だめでしょ!こんなものを食べちゃ。」 |
| × |
一人にする。体に害のあるものを食べてしまう危険があります。 |
|
| 【過食】 |
| ケース8 “食べ物をみつけると、全部食べてしまう” |
| ◆対応方法: |
| ◎ |
必要以上の食べ物を置かない |
| ◎ |
食べていれば、「あまり食べ過ぎると体によくないですよ。」と場所を変え、
食事から気を遠ざける。 |
|
| ※これはダメ! |
|
| 【拒食】 |
| ケース9 “食欲がわかない、好き嫌いが多い、入れ歯が合わない” |
| ◆対応方法: |
・ 好みのものから、または食べられそうな物からすすめる。 |
| ・ 少ない量からすすめる。 |
| ・ 時間をおいて再度声かけしてみる。 |
| ・ 座る席を検討し、気の合う席の配置に努める |
| ・ 嫌いなものを1つ食べたら次に好きなものを出す |
| ※これはダメ! |
・ 叱る「どうして食べないの!」 |
| ・ 主食や副食を全部混ぜてしまう |
| ・ 無理やり口に詰め込む |
| 注意! |
| 極端に食欲がないときは、主治医や看護師に相談してみることも大切です。 |
| 【拒薬】 |
| ケース10 “薬が飲みにくい、薬そのものが嫌い、薬に毒が入っていると思っている” |
| ◆対応方法: |
・ 錠剤で飲みにくい場合は、粉末にしてみる |
| ・ 少量の粥や副食に混ぜて飲んでもらう |
| ・ 飲みやすくする工夫をする |
| ・ 職員を変えて対応してみる |
| ※これはダメ! |
・ 叱る「飲まないといけません!」 |
| ケース11 “食後すぐに食事を要求する” |
| ◆対応方法: |
・ ほかの事で気を紛らわせる |
| ・ 「今用意しているので、しばらくお待ちください」等、期待にこたえているような話題をだす。 |
| ・ お茶やお菓子で対応する |
| ・ 食事を細かくわけて出す。 |
| ※これはダメ! |
・ 叱る「さっき食べたでしょう!」 |
| ケース12 “人のものまで食べてしまう” |
| ◆対応方法: |
・ 自分のものと人のものとの区別をはっきりさせる |
| ・ 食べ終わってもすぐに下膳しない。 |
| ・ 食べ終わったら食べ終わった人たちの席に誘導する |
| ※これはダメ! |
・ 叱る「それは○○さんのです!」 |
| ケース13 “箸が使えるのに手で食べる” |
| ◆対応方法: |
・ 時々は箸やスプーンの使用を勧めてみる |
| ※これはダメ! |
・ 叱る「手で食べたらきたないでしょ!」 |
| ・ 無理やり箸を持たせる |
| ケース14 “介助しないと食べない” |
| ◆対応方法: |
・ 最初の2〜3口を介助し、食事のリズムをつける |
| ・ 手に茶碗や箸などを持たせ、食べようとする気持ちを引き出す |
| ※これはダメ! |
・ 叱る「自分で食べなさい!」 |
| ・ せかす「早く食べなさい!」 |
| C排泄 |
| ケース15 “オムツ外し・便をいじる” |
| ◆対応方法: |
・ 排便チェックを行い、排便パターンを覚える |
| ・ 行動を観察し、いつもと違う様子(そわそわする、落ち着きが無い)がみられたらトイレ誘導、オムツ交換を行う |
| ・ つなぎ型パジャマを着用する |
|
ケース16 “放尿・放便” |
| ◆対応方法: |
・ 時間ごとのにトイレ誘導を行う |
| ・ ベッド横にポータブルトイレを設置する |
| ・ 夜間の行動を把握し、まめに観察する |
| ・ つなぎ型パジャマを着用する |
| ケース17 “尿意・便意がない” |
| ◆対応方法: |
・ 排尿・排便のあった時間を調べる |
| ・ 定時、もしくは時間ごとのトイレ誘導、オムツ交換を行う |
| ※これはダメ! |
・ 叱る「汚い!不潔!」 |
| ・ 責める「何で失敗したの!」 |
| ・ オムツなので、とトイレ誘導をしない |
| ・ オムツを替えず、濡れたままにする |
| 症状別の対応方法 NEXT →認知症のサービスの選び方 |